「理想」・「知恵」・「団結」
将来の社会を支える人材育成の観点から、個人の社会の在り方に繋がる「理想」・「知恵」・「団結」という言葉が、創立百周年を記念し、新たに校訓として制定されました。
①「理想」:未来への夢や希望を育み、目標となる個人や社会
②「知恵」:その「理想」の実現のために学んできたことを活かす
③「団結」:仲間と共に豊かな社会作りに励む
そうした理念を示しています。
また、前身である新制県立田辺商業高等学校が開校された折に、作曲は多くの校歌を手がけている文化功労者の信時潔氏、作詞は当時の初代教頭の楠本定一氏が、折々新時代の意気に呼応して作詞作曲された校歌のからとったものであり、生徒たちや卒業生の耳にも馴染んだ、親しみある校訓となりました。
本校は、普通科並びに経営科学科を有する総合制高校である。その教育内容は普通科教育および専門教育の分野にわたるが、真に目指すものは全人的な人間の育成である。よって教育方針を次のように定める。
あらゆる学習を通じ、合理的な思考力と判断力を養い、物事を客観的に洞察し、主体的に解決しうる能力を養成する。
個人の尊厳を重んじ、人権を尊重する態度を養い、差別のないよりよい社会の実現にとりくむ人間を育成する。
協力する精神を養うと共に、豊かな情操を培い、自己の能力を発揮して、明るい社会の形成に貢献し得る人間を育成する。
精神の練磨と身体の鍛練を通じ、強い意思と健康な身体を持つはつらつとした青年を育むと共に職業観・勤労観・人生観を養い、自立した人間を育成する。